今回は、父から譲り受けた、チューダーのヘリテージブラックベイ41についてレビューしていきます。
チューダーとは?
チューダーは時計好きであれば絶対に知っているブランドですが、逆に言えば、時計に興味のない人には絶対に分からないであろうブランドです。
チューダーは、誰もが知っている時計のブランドであるロレックスの姉妹ブランドです。
ロレックス創業者がもっと安価で良い時計を作りたいとの思いで作った歴史あるブランドです。
そのため、使われている部品は基本ロレックスと同じですが、中身のムーブメントはエタ社という会社の汎用品などを使う事で安価に抑えています。
汎用品であるとはいえ、時計の精度は問題なく、汎用品だからこそのメリットもあります。
その理由としては、複雑な構造・特殊な部品でないため、どこの時計屋さんでも修理が可能で、古いモデルでも修理に必要な部品が比較的に入手しやすいことです。
(例えばグランドセイコーのスプリングドライブというムーブは、その複雑な機構から基本はセイコーで修理をする必要があります。チューダーだとこういったことはありません)
チューダー ヘリテージブラックベイ41の使い心地や見た目
私は黒の文字盤のものを所有しており、ドットの立体的なインデックスやイカ針という先が尖っている針はシンプルな見た目にも相まってかなり美しいと個人的に思っております。
ブレスについては流石ロレックスの姉妹ブランドと言うだけあり、遊びもなく高級感があり、ベゼルは鏡面仕上げでとても綺麗でつい見惚れてしまいます。(キズが目立つのがたまにキズですが)
厚みも10mmくらいと程よく厚く、腕に乗せた時の感じが良いです。私のものは41mmと一番大きいサイズですが、36mmのものもあるので、腕が細い人にはそちらをおすすめします。(文字盤の色は黒の他に青、白があります)
チューダー ヘリテージブラックベイの価格帯
冒頭にも記載しましたが、私のブラックベイ41は父から譲り受けたもので既に絶版となっており、現在は中古でしか購入できません。
チューダーもモデルによっては値段が下がらず、中古でも程度によっては新品に近い価格帯となっております。
また、上記で汎用性のムーブメントと記載しましたが、チューダーも最近は自社ムーブメントの開発をしており、後継機は自社製ムーブメントが搭載されています。
(詳細は割愛しますが、稼働時間が大幅に伸びたり、クロノメーター規格となっております)
チューダー ヘリテージブラックベイのメリット・デメリット
時計は中々気づいてもらえず、チューダーをしていても気付かれたことはないです。
ブランドが好きな人は少なからず人に自慢したい気持ちがあるものと思いますが、この時計ではその気持ちは味わえません。
あくまで自己満足であるものと割り切れないと嫌になるかもしれません。
特にこの時計はシンプルなデザインなので、派手なもの好きで、皆んなから気づかれたいと思っている人には向かないものと思います。
更に、当該時計は一般的には高級品と言われる値段ではありますが、高級時計としてはエントリーモデルなので、値段である程度価値が決まると思っている人は選ばない方が良いと思っています。
また、時計全体に言える事で、特に機械式のものはこの時計に限らず全てとなりますが、車のように数年に一度オーバーホールが必要になるため、ランニングコストもかかります。
そのため、買いっぱなしでそこまでお金をかけられない人にも向かないと思います。
まとめ
チューダー ヘリテージブラックベイは中古であれば安いもので30万円もしないものがあるため、1本目よりも2本目に少しだけ良い時計を買いたい人にはおすすめ出来る時計です。
ただし、設立の経緯からしてチューダー自身がロレックスの弟分みたいなものなので、口が悪い人からロレックスの廉価版などと言われるかもしれないため、それが嫌な人は選択肢にしない方が良いでしょう。
チューダーというブランドは(高級時計の中では)そこまで知名度があるブランドではありませんが、チューダーはヘリテージブラックベイ41以外にも魅力的なモデルが沢山あるので時計購入の際に選択肢に入れてくれたらチューダー愛用家として嬉しいです。
私のレビューが少しでも参考になれば幸いです。